第4回 図書館市民ワークショップ開催内容
第4回 図書館市民ワークショップ
- 日時
- 令和7年9月21日(日曜日) 午後2時から午後4時まで
- 場所
- 常滑市役所1階会議室F
- 参加者数
- 37人
配布資料
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第4回図書館市民ワークショップ次第 (PDF 115.7KB)
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グループ討議の「テーマ」 (PDF 340.4KB)
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資料1_最終レポートの提出について (PDF 605.5KB)
最終レポートの各質問の内容や意図、考慮すべきポイント、書き方などについての説明です。
グループワーク(7つのテーマに分かれて話し合い)
第4回ワークショップでは、7つのテーマに分かれて話し合いを行いました。話し合いの後、各グループ6分ずつ発表を行い、話し合いの内容を共有しました。
Aグループ「立地場所について」
立地場所の要件として、「人口が集中している場所がよい」、「人口集中地よりも水害がない高台がよい」、「広い場所がよい」などの意見が出ました。
また、「土地を購入してでも理想の場所に」という意見があった一方で、「財政負担の観点や開館までにかかる時間を考えるとテナントという選択肢もある」との声もありました。
Cグループで議論している「図書館の特色」との兼ね合いや、常滑全体をアピールできるものがよいとの意見も出ました。
Bグループ「図書館の今後のあり方について」
そもそも「図書館は必要なのか?」からスタートし、「興味・関心を広げる場として」、「学びの場として」、「生涯学習の要として」、「活字に触れる機会を創出する場として」、「本だけでなく居場所として」など、様々な図書館の役割が挙げられました。
図書館としての機能を満たすことができるならば「新築」にはこだわらないとの意見も出ました。
規模については、「旧図書館よりは大きく」、「江南市ぐらい」などの意見が出ましたが、財政面や人口を考える必要があるということも話し合われました。
青海本館・南陵分館については、常滑市の形状を考えて「残す」という意見、維持費を考えると「廃止」して一つにまとめた方がよいという意見がありました。また、将来的に人口が減少してくれば縮小・廃止も考えられるが、その際は移動図書館や図書の配送などの代替サービスの検討が必要、などの意見が出ました。
こども図書室についても、「子どもへのサービスの要として」「将来への期待として」残すという意見、新たな図書館に吸収すればよいので廃止するという意見の両方が出ました。
Cグループ「特色ある図書館について」
「常滑焼の特徴を出したり、席の多い居心地のよい施設にして、市民以外の利用者も来館する施設にしたい」、「蔵書にも、焼き物や空港、常滑市の著名人などの特徴を持たせるのがよい」などの意見が出ました。
その他、飲食可のスペースがあればカフェまでは不要、勉強スペースは必要、スタッフの部屋や閉架室の充実も必要、などの意見がありました。
最後に、最終レポートの質問にある「新しい図書館のキャッチフレーズ」を参加者が考える際の参考になるよう、キャッチフレーズのアイデア出しをしました。
Dグループ「ICTの活用について」
自動貸出や時間外の予約本貸出など、時間に縛られない図書館運営を可能にするために必要なICタグの導入や、情報発信に関する機能、スマホ・WEBなどを使った便利機能、電子書籍などについて話し合いました。
全てをICT化するのではなく、人との触れ合いを残しながら、利用者が必要に応じて「便利さ」と「人との触れ合い」を選択できる図書館であることが必要との発表がありました。
Eグループ「財政・財源について」
「どんなサービスにお金をかけるのか?」については、「常滑らしさ」や「行きたいと思わせる」外観づくり、充実した「学習室」や「居心地の良い」内観づくり、「開館時間」や「蔵書数」などを始めとした図書館サービスの充実などの意見がありました。
また、「図書館を観光地化して、他に例のない稼ぐ図書館に」などの意見も出ました。
「お金をかけない工夫」では、本の寄付やボランティアの有効活用、他市町との連携、セルフ貸出などによる省人化、既存の青海本館や南陵分館のリノベーションによる整備、などが話し合われました。
Fグループ「地域課題の解決に向けた取り組みについて」
「課題に感じていること」や「図書館に期待する機能」について、中高生や不登校・ひきこもりの人の居場所、交流ができる場所、クーリングシェルターなどが挙がりました。
常滑市ならではの地域課題ついて話し合う中では、市の中心部に比べて北部と南部が不便であるという「地域格差」という課題が出ました。
また、学校図書館が十分に機能を果たせるように公立図書館から司書を派遣してサポートする必要性についても意見が出ました。
図書館は地域課題を「知る場所」「発信する場所」「共有する場所」であるべきとの発表がありました。
Gグループ「わたしが図書館にできることについて」
「運営の補助」と「来てもらうための支援」の2つの面から「できること」について話し合いました。
「運営の補助」では、「お金の寄付」や「本の寄贈」、「ボランティア活動」、「図書館事業の宣伝・広報」などが出されました。
また、「来てもらうための支援」では、「読み聞かせ」やみんなで誘い合わせて図書館へ行く「図書館タクシー」、普段図書館に来ない人のための「きっかけづくり」についてアイデアが出されました。
市にお任せではなく利用者として関わりを持つ「市民参画が大切」との発表がありました。
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教育委員会教育部 生涯学習スポーツ課
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愛知県常滑市金山字下砂原78-1
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