乗合型オンデマンド交通「mobi」の実証運行を実施します
乗合型オンデマンド交通について
乗合型オンデマンド交通の特徴
乗合型オンデマンド交通は、次のような特徴があり、従来の路線バスとタクシーの中間のような公共交通です。
- 利用者の需要に応じて運行するため、バスの本数が少ない場所でも、希望する時間に移動できます。
- 出発地と目的地を最も効率的なルートで運行するため、自家用車と殆ど変わらない時間で移動できます。
- バスより小さい車両(ハイエース)で運行するため、狭い道でも運行できます。
- 路線バスのように、他の利用者と相乗りになることがあります。
また、常滑市のオンデマンド交通では、日頃地元を運行しているタクシー事業者(サンレー交通、名鉄知多タクシー)が運行するので安全・安心です。
実証運行の内容
運行エリア
【市街地運行】
青海地区、鬼崎地区、りんくう町、常滑駅、常滑市役所・市民病院
【コンベンション運行】
空港島各ホテル、愛知県国際展示場、常滑駅周辺
※エリアや乗降場所の詳細はリンク先よりご確認ください。
- ご利用ガイド (PDF 3.3MB)
- 市街地運行のエリアマップ (PDF 1.6MB)
- コンベンション運行のエリアマップ (PDF 926.2KB)
- mobi(常滑市エリア)ホームページ(外部リンク)
運行時間
- 午前運行…午前9時~午後0時30分
- 午後運行…午後4時~午後7時30分(金曜・土曜・休前日など一部の日は午後9時30分まで延長運行を実施)
※昨年度の実証運行を踏まえ、【昼運休】を設定していますのでご注意ください。
運行日(市街地運行)
2024年10月1日(火)~2024年12月31日(火)の毎日
※カレンダーの赤字の日は21時30分までの延長運行を実施します。
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運行日(コンベンション運行)
カレンダーの赤字の日のみコンベンション運行を実施します。
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※16日、17日は18:00~21:30のみ運行です。
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ご利用方法【アプリでご利用になる場合】
【アプリでご利用になる場合】
- アプリを起動し、常滑エリアの中から「出発地」、「目的地」を選択してください
- アプリが提示した「配車予定時刻」、「到着予定時刻」を確認し、決済方法を選択して配車を確定してください。
- 配車予定時刻に合わせて出発地に向かってください。
- 出発地で車両と合流してください(アプリから走行中の車両の現在地が確認できます)。
- ドライバーにお名前を伝えて、ご乗車ください。
- 目的地で車両から降車してください(決済方法で「現金」を選択した方は、降車時にお支払いください)。
ご利用方法【お電話でご利用になる場合】
※電話での配車は9:00~12:30と16:00~17:30です。それ以外の時間帯はアプリをご利用ください。
- 知多バス公共交通センター(0569-84-1600)までお電話してください。
- オペレーターに「常滑市エリア」と伝え、続けて「お名前」「電話番号」「ご利用人数(おとな・こども)」「乗降場所の名称または番号」を伝えてください。
- オペレーターからお伝えした配車予定時刻に合わせて出発地に向かってください。
- 出発地で車両と合流してください。
- ドライバーにお名前を伝えて、ご乗車ください。
- 目的地で運賃をお支払いいただき、車両から降車してください。
料金
【1回利用】
- おとな 500円/回
- こども 200円/回(小学生)
※未就学児は、おとな又はこどもの利用者1名につき2名まで無料で乗車できます。3名からはこども料金になります。
【回数券】
お得な回数券はアプリまたはmobiの車内で購入できます。
- 6回券 2,500円
- 10回券 4,000円
【1日券・定期券】
定期券はアプリから購入できます。
- 1日券 1,200円
- 10日券 2,000円(家族会員は1人1,000円で追加可能)
- 30日券 5,000円(家族会員は1人1,000円で追加可能)
常滑市の公共交通に対して
実証実験の背景
現状
コミュニティバス グルーンの運行開始から1年半が経過し住民に定着したことで、利用者は運行開始直後から大きく増えています。依然「交通空白地」は残っているものの、毎日・週2~3日といった日常的な移動を担う 公共交通網は広い範囲で確保されるようになりました。 今後は地域公共交通計画に基づいて「交通空白地」「交通不便地」への対応や、個々の利用者が使いやすい公共交通づくりに取組んでいきます。
課題
グルーンの利用者数は大きく増加しましたが、北部エリア(北部・大野線、北部・市役所線)は他エリアに比べて利用者が少ない状況が続いています。 特に、大野町駅~矢田地区の末端部分で利用者が少なく、住民の移動需要に応えられていない(or 需要が少ない)、加えて「輸送力」というバスの長所が発揮されていない状況です。
バスやタクシーの運転手の人手不足が深刻な中で地域全体の公共交通網を確保していくには、このような状況の改善は急務です。
実証実験の目的
1.利用者ニーズのさらなる把握
- 令和5年度実証実験の利用状況に、利用しなかった住民の意見も加えながら乗降場所を検討し ます。特にグルーンの利用者が少ない地区からの移動を念頭に、他の公共交通への影響とバランスを取りながら乗降場所を追加します。
- 利用者の中心になる高齢者は、午前~昼に移動することが多く、令和5年度実証実験でも昼過ぎに利用が少ない時間帯がありました。市街地運行のエリアは昼間の移動が少なく、利用促進による事業性向上が難しいため、「昼休み」を設定して利用状況への影響を検証します。
- コンベンション運行の日を増やし、展示会、コンサートなど多様なイベントに応じたニーズを把握します。また、観光部門が運行する「魅力体験シャトルバス」の利用状況とも比較します。
- 令和5年度実証実験はコンベンション運行を市街地運行と別日程で実施しましたが、今年度は2つのモデルを並行稼働させ、車両の偏りやお迎えまでの時間などの影響を調査します。
2. 地域での運営スキームの検証
- コールセンターを土地勘がある地域の交通事業者で運営します。
- 実装する場合に地域の関係者が担ったほうがよい業務がないか確認します。
3. ビジネスモデルの検証
- 住民に定着し「当たり前」の移動手段になるには、生活リズムや様式が変わる必要があり、時間がかかると考えています。また定着後も、運賃で維持することは容易でありません。
- 現時点で、定着までの費用やその後の維持費用がどの程度になるか、把握できておらず、財源 の確保についても検討できていません。
- 様々な運賃モデルの導入や利用者以外の負担などを試し実装に必要な費用などを試算します。
4. 「副作用」が生じないことの確認
- オンデマンド交通は、バスとタクシーの特徴を併せ持っていますが、常滑市ではバスでの対応が難しい「交通空白地」「交通不便地」や、バスでは効率が著しく低い地区の改善を想定しています。そのような地区でも、買い物、通学・通勤、通院など、日常生活で頻繁に繰り返す移動が確保されることを目指します。
- 一方で、タクシーの特徴も併せ持っていることから、オンデマンド交通は「タクシーが安くなったもの」と捉えられる可能性があります。タクシーは「いつでも(24時間)」、「どこでも」、「誰でも(1対1のサービス)」といったほかの公共交通にはない特徴があり、緊急時や交通弱者に欠かせない「地域の移動のセーフティネット」です。タクシー事業者は「地域の移動のセーフティネット」を守るためのコストも負担していることから、オンデマンド交通がタクシーの事業基盤に影響しないよう配慮が必要です。
- 常滑市でのオンデマンド交通は、あくまでバスに不向きな場面を代替し、「バスの効率的な運用」や「自家用車からの転換」を目的としたもので、タクシーを置き換えるものとして普及す ることは想定していません。
- 今年度の実証実験を通じて、オンデマンド交通の利用状況が「導入する目的に合致している か」「副作用(タクシーの事業基盤への影響)が発生していないか」を検証し、タクシーと共 存共栄できることを確認します。
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