記念物(市指定)
史跡
大野城跡(青海町)
大野城(別称宮山城)は佐治氏4代に亘る居城でした。伊勢湾を見下ろす景勝の地を占め、丘の上に本丸があり、空堀も残っています。現在は、城山公園として整備され、角櫓形の展望台が立てられています。
大野城4代目城主である佐治与九郎一成の妻には、のちに徳川家2代目将軍となる徳川秀忠の妻「江」が嫁ぎました。
石瀬貝塚(金山)
常滑市内に現存する唯一の貝塚です。
石瀬貝塚は縄文時代中期のもので、ハイガイやアサリの貝のほか、黒曜石のやじり、人骨、縄文土器なども発掘されています。縄文土器は、海産物や獣肉の煮炊きに使用されていました。
高坂古窯址群(高坂および大窯)
高坂池、大窯池を中心に、約50基の古窯址が集中しています。 高坂墓園内にある高坂第4号窯では13世紀前半に甕や壺、片口鉢、山茶碗などが焼かれました。焼成室の床面下には甕や壺の破片が敷きつめられて溝につながっており、窯体の床下の水分を取り除く目的だったと考えられます。
天然記念物
防風林(榎戸)
江戸時代に干拓した新田の護岸強化を目的に、クロマツ群を沿岸部一帯に植樹したもので、昭和27年の台風13号以降、コンクリートによる護岸工事が進み、旧来の姿のまま残っている防風林は、「榎戸の防風林」のみとなりました。数百年にわたり、沿岸住民が堤防を大切に守り続けてきた歴史の象徴として、昭和46年9 月に、市の「天然記念物」として指定したものです。昭和49年3月には、市制20周年を記念して「市の木」に選定しました。
クロマツ(しゃちほこまつ)(多屋)
樹高22m、目通(樹木の直径)3.15mの大樹で、推定樹齢は300年とされています。葬儀の時に、樹の下が念仏講(念仏を修行する者の集まり)の念仏の場として利用されました。姿がお城のしゃちほこに似ていることから、「しゃちほこまつ」とも呼ばれ大切にされています。
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