友好都市に関すること
友好都市について
中国江蘇省宜興(ぎこう)市と友好都市提携を締結しました
2019(令和元)年10月17日、宜興市において、本市にとって初めてとなる「友好都市提携」を締結しました。
これまでの経緯
焼き物が縁で交流を開始
本市と宜興市との交流開始は、1878(明治11)年にさかのぼります。現在では、常滑焼の陶祖と言われている鯉江方寿(こいえほうじゅ)らが、既に急須づくりが盛んであった宜興での製法を知っている金士恒(きんしこう)氏が来日していることを知り、常滑に招いて成形技法(パンパン製法)を学んだことに始まりました。
このことが、常滑焼朱泥急須の発展につながっています。
交流の再開から友好都市提携へ
その後、交流がいったんは途絶えましたが、2010年代には焼き物関係の事業者間の交流が復活、活発化し、2016(平成28)年には焼き物業界において「友好交流提携」が締結されました。
2017(平成29)年には宜興市の張(ちょう)市長が本市を訪れ、その後、行政間での相互訪問を経て、2018(平成30)年4月に「友好都市提携に係る覚書」を交わしました。そして今回、伊藤市長たちが宜興市を訪れ、2019(令和元)年10月17日に「友好都市提携」を締結しました。
両市長の今後の意気込み
調印式では、伊藤市長が「提携に至るこれまでの取組みに感謝し、今後、さらに交流を発展させていきたい」、張市長が「提携は両市の美しい未来を示しており、経済貿易、文化の面で交流を発展させたい」と、意気込みを語りました。
提携後の交流について
宜興市の概要
まちの概況
宜興市の位置図
宜興市は、上海から車で約3時間半の距離にあり、人口約130万人(常滑市の約22倍)、総面積約2,000平方キロメートル(常滑市の約36倍)のまちです。(2022年現在)
古くから陶業が盛ん
昔の焼き物作りの様子
「紫砂(しさ)」という原料をもとにした急須や盆栽鉢などが生産され、焼き物産地として7,000年以上の歴史があるそうです。
新規産業にも注力
高層ビルが立ち並ぶ街
焼き物だけでなく、環境産業や電気ケーブル産業などのハイテク産業にも力を入れています。
特に環境産業においては中国唯一の環境に特化した国指定の技術特区があります。
宜興市の中国国内での経済競争力ランキングは、2,000以上ある同規模の自治体の中で常にトップ10に入っているそうです。
関連情報
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