犬におけるエキノコックス感染に注意してください

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ページ番号1005934  更新日 令和4年3月31日

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犬におけるエキノコックス症の発生について

 愛知県では捕獲された野犬等の糞便中におけるエキノコックス虫卵の顕微鏡検査および遺伝子検査(PCR法)を実施しています。平成26年から30年にかけて阿久比町、南知多町、知多市で捕獲された野犬から、キツネや野ネズミ、犬に感染する「エキノコックス」が検出されていましたが、令和2年と令和3年に実施された調査の結果、常滑市と半田市でエキノコックスの陽性犬が確認されました。本市では愛知県と連携し、情報提供してまいります。


 エキノコックスは、北海道のキツネや野ネズミに寄生し、犬へはエキノコックスに感染した野ネズミを食べることで感染します。
 人への感染は、エキノコックスに感染したキツネや犬のフン便に汚染された山菜や野菜、沢水等を人が偶発的に飲み込むことにより感染します。
 感染すると、エキノコックスの幼虫が肝臓に寄生し、肝不全などの障害を引き起こすことがあります。すぐに自覚症状が現れず、一般的には感染してから数年から10数年の潜伏期間を経てから発症することもあります。
 人と動物に共通する感染症ですが、適切に予防すれば人への感染の危険性はありません。また、人から人に感染することはありません。

 なお、犬がエキノコックスに感染しても通常は無症状です。

感染の予防について

エキノコックス症の予防方法としては、野山に出かけ、帰ったときはよく手を洗うことや、犬などとの接触や、虫卵に汚染した可能性のある水、山菜などの摂取を避けることです。

(1) 野山に出かけ、帰ったときはよく手を洗うこと。

(2) 野犬や野生動物にはむやみに触れないこと。触れた場合は、よく手を洗うこと。

(3) 衣服や靴についた泥はよく落とすこと。

(4) 沢や川の生水は飲まないこと。

(5) 山菜や野菜、果物等はよく洗ってから食べること。

(6) 犬の放し飼いをしないこと。犬の糞便は適切に処理すること。

野犬やキツネ等の野生動物に接触したことがある方、野ネズミを食べたことがある犬の飼い主の方など、エキノコックスの感染に心配な方は、かかりつけの医療機関や保健所にご相談ください。また、飼っている犬へのエキノコックスの感染が心配なときは、かかりつけの獣医師や動物愛護センターにご相談ください。

人の感染に関すること:愛知県 知多保健所  0562-32-6211

犬に関すること:愛知県動物愛護センター知多支所  0569-21-5567

詳しくは、愛知県のホームページをご確認ください。

https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kansen-taisaku/0000071035.html

https://www.pref.aichi.jp/eiseiken/5f/Echinococcus1.html

このページに関するお問い合わせ

市民生活部 生活環境課
〒479-8610
愛知県常滑市飛香台3丁目3番地の5
電話:0569-47-6115 ファクス:0569-35-3939
お問合せは専用フォームをご利用ください