野良猫対策(地域猫活動)

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ページ番号1004376  更新日 令和7年5月28日

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野良猫にお困りの方へ

猫は繁殖能力が高く、特に野良猫については数が増えると地域での排泄やいたずらが増えます。また、野良猫に餌を与えている人が餌やりをやめたとしてもごみ等を漁るようになり、かえって迷惑行為が増したり、他の人が新たに餌を与え始めたりして多くの問題は解決しません。しかし、猫は「動物の愛護及び管理に関する法律」によって守られており、市で処分や捕獲することはできません。

今、地域にいる「所有者のいない猫」や「餌をやっている人」を「排除する」のではなく、猫を私たち人間と同じ「命あるもの」としてとらえ、地域の中で「適正管理する」ことで地域住民との共生をめざし、自身が生活する地域の問題として向き合い、トラブルを解決し環境美化を図っていきませんか。

地域猫活動

地域猫活動とは、野良猫被害の軽減やトラブル防止のために、地域の住民の理解と協力のもとで共同飼養する活動のことです。

その地域に住んでいる住民同士が協力し、地域に住み着いている猫に不妊去勢手術を行い、今以上に数が増えないように管理します。

併せて、餌やりやフンの始末を適切に行うことにより、猫によって迷惑を被っている住民たちの理解が得られるよう配慮をすることで、野良猫が地域で共生できるようにしていきます。

地域猫活動は単に猫を守るためのものではなく、地域住民を守るための活動です。地域ぐるみで、今いる猫を飼養しながら、徐々に頭数を減らし、野良猫被害の軽減やトラブルの防止を目指します。

地域猫のルール

地域猫活動は地域のための活動です。近隣からの理解を得たうえで、以下のルールを守り取り組むことが必要です。

不妊去勢手術

不妊去勢手術を行うことで、不必要な繁殖を防ぐだけでなく、発情期の鳴き声を抑え、尿のにおいを薄くすることができます。
・手術済みの猫には一目で分かるよう、必ず目印をつけます。手術後の麻酔下で獣医師が耳先をV字型にカットする方法は、痛みもなく確実です。
・飼猫に対しては、トラブル防止のため、無断で保護し手術を行うことは絶対にしてはいけません。そのため、飼猫は完全室内飼育をしましょう。

餌やりの方法

野良猫がかわいそうだからと安易な気持ちでエサを与えていませんか。
しかし、マナーを守らずに世話をすると、地域住民に迷惑となる様々なトラブルを起こしてしまいます。地域猫活動をするためには、トラブル防止のため、まわりの理解を得たうえで次のことを守りましょう。

・周囲に迷惑をかけないエサやり
・猫にエサを与える場所は、自身の所有地又は管理者の許可を得た土地としましょう。
・決められた時間に与え、食べ終わったらすぐに清掃を行い、周辺を清潔に保ちましょう。
・置きエサ(エサを置いたままその場を離れたり、片づけをしないこと)は、絶対に行ってはいけません。
・牛乳やナマ物を与えることは控えましょう。

トイレの設置

エサを与える以上、その猫がしたフン尿の始末をしましょう。
・飼主のいない猫でもトイレのしつけが可能なので、エサを与える場所から少し離れた所に猫用トイレを設置する  などして、地域の方々に迷惑がかからないように工夫します。トイレの設置場所は、自身の所有地又は管理者の許可を得た土地としましょう。
・トイレは1日1回以上清掃しましょう。
・トイレ以外の場所に猫がしたフンも、清掃に努めましょう。

適正管理と地域問題としての理解について

猫に対する感情は人により様々です。猫の世話をする方はルールを守ってきちんと管理をしましょう。苦手な方や無関心な方は、単に野良猫のためなのではなく、地域のための活動であることを理解しましょう。

回覧用チラシ

地域猫活動を行うにあたり、地域の協力は不可欠なものになります。地域の方々に地域猫活動を行っていることを知っていただくための回覧用チラシのテンプレートを作成いたしましたので、ご活用ください。

マニュアル

公益財団法人どうぶつ基金さくら猫無料不妊手術事業

公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術・ワクチン・ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域猫活動を行う住民やボランティア団体等と連携してTNR事業を行います。「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す、その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする)」を実施することで、繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関わる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動です。

常滑市は、令和2年度から公益財団法人どうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業(行政枠)」で発行している無料不妊手術チケットの交付窓口となり、地域猫活動を行う市民(個人、ボランティア団体等)に対し、チケットを配付します(希望制)。チケットを配付された後、ご自身でどうぶつ基金の協力病院に飼い主のいない猫(野良猫)をお連れいただいて、不妊去勢手術をしていただくこととなります。チケットのご利用を考えている方は、生活環境課にご相談ください。なお、チケットについては、お渡しまで時間がかかります(最短でも1カ月程度)。ご利用をご検討されている方はお早めにご相談ください。

※協力病院は常滑市外の病院となります。

※ノミ除け薬やねこ風邪予防のワクチンは無料で投与されますが、病院によっては別途費用(抗生物質等)を負担していただく場合があります。

 

さくらねこ無料不妊手術チケット利用実績(令和6年度)

利用月

配布枚数

手術実績

実施地区

5月

4枚

0件

桧原地区

6月

2枚

1件

桧原地区

7月

2枚

0件

桧原地区

8月

3枚

0件

桧原地区

9月

3枚

0件

桧原地区

11月

3枚

1件

奥条地区

12月

6枚

0件

桧原地区・西阿野地区

1月

3枚

3件

奥条地区

2月

3枚

0件

奥条地区

3月

3枚

0件

桧原地区

 

*猫の飼い主の方へのお願い

野良猫を増やさないために、猫を飼育している方は以下のことをお心がけていただきますようお願いいたします。
 (1)室内で飼育する。
 (2)不妊去勢手術をする。
 (3)マイクロチップの装着等を行い、飼い主を明らかにする。
 (4) 終生飼養をする(捨てない)。

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このページに関するお問い合わせ

市民生活部 生活環境課
〒479-8610
愛知県常滑市飛香台3丁目3番地の5
電話:0569-47-6115 ファクス:0569-35-3939
お問合せは専用フォームをご利用ください