常滑市ボートレース事業収益金の活用

　常滑市は、毎年度の行財政運営を行うに当たり、「ボートレースとこなめ」の収益金を市へ繰入れて、これを活用してきました。これまでの総額は約1,200億円となっています。しかし、どのような事業に収益金を使ってきたのかが分かりづらい仕組みとなっていました。

　そこで、令和3年3月に「常滑市ボートレースまちづくり基金」を創設し、収益金を一旦この基金に積み立て、使途を明確にした上で、財源として基金から繰入れることとしています。

　こうすることで、「ボートレースとこなめ」が市の行財政運営に果たす役割が分かりやすくなり、ボートレース事業をより身近なものとして感じていただけると考えています。

ボートレースの収益金は以下の事業に使われます

1　市民の安全・安心に係る事業

2　市内経済の成長に係る事業

3　地域医療の確保に係る事業

4　教育、芸術、文化、スポーツの振興に係る事業

5　その他、市長が特に必要と認める事業

令和5年度は次の事業に使われています

繰入額：6億円

・子どもの医療費

・精神障がい者の医療費

・民間保育所等の運営費

・常滑市民病院への繰出金

・消防車両等の購入費

・小学校の校舎工事費

・小中学校の長寿命化改良工事費

・中学校の体育施設工事費

・図書館、文化会館、公民館、常滑公園、温水プール、小脇公園の運営費

・保育園給食、学校給食、幼稚園給食の賄材料費（物価高騰分）

消防車両等の購入費（35m級はしご付消防自動車）

令和4年度は次の事業に使われました

繰入額：6億円

・子どもの医療費

・精神障がい者の医療費

・民間保育所等の運営費

・保育園の大規模改修費

・常滑市民病院への繰出金

・小学校の校舎工事費

・中学校の体育施設工事費

・学校グラウンドの夜間照明施設の更新

・図書館、文化会館、公民館、常滑公園、温水プール、小脇公園の運営費

中学校の体育施設工事費（青海中学校プール）

学校グラウンドの夜間照明施設の更新（青海中学校夜間照明施設）

令和3年度は次の事業に使われました

繰入額：5億円

・子どもの医療費

・民間保育所等の運営費

・保育園の大規模改修費

・常滑市民病院への操出金

・精神障がい者の医療費

・バス路線維持対策費

・図書館、文化会館、公民館、常滑公園、温水プールの運営費

常滑市内を運行する知多バス