南海トラフ地震の県被害予測調査結果(平成26年5月)

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ページ番号1000386  更新日 令和5年3月28日

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愛知県が平成23年度から平成25年度に実施した東海地震・東南海地震・南海地震被害予測調査の取りまとめ結果が公表されました。

被害想定の考え方について

南海トラフで繰り返し発生している地震・津波のうちで過去に実際に発生したもの(宝永、安政東海、安政南海、昭和東南海、昭和南海の5地震)を参考に想定した「A 過去地震最大レベル」と、「命を守る」という観点で、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波で補足的に想定することとした「B 理論上最大想定モデル」の2パターンが示されました。

想定の前提条件

想定時間帯については、冬深夜5時、夏昼12時、冬夕方午後6時を設定して、被害量を想定するとともに、対策を講じることによる減災効果を併せて想定しました。また、堤防等について、75%または50%沈下することを見込み、越流したら破堤することとしました。

常滑市の被害想定(※端数処理により合計が各項目の和に一致しない場合あり)

(1)建物被害
原因 A過去地震最大モデル※1 B理論上最大想定モデル※2
揺れ 約400棟 約4,300棟
液状化 約10棟 約10棟
浸水・津波 約200棟 約70棟
急傾斜地崩壊等 約20棟 約20棟
火災 約10棟 約2,400棟
合計 約500棟 約6,800棟

※1 県全体の全壊・焼失棟数の合計が最大となるケース(冬夕方午後6時)を記載
※2 県全体の全壊・焼失棟数の合計が最大となるケース(地震:陸側ケース、津波:ケース7、季節時間帯:冬夕方午後6時)を記載

(2)人的被害(死亡者数)
原因 A過去地震最大モデル※3 B理論上最大想定モデル※4
建物倒壊等 約20人 約300人
うち屋内収容物移動 ・転倒・屋内落下物 * 約10人
浸水・津波 約80人 約200人
うち自力脱出困難 約10人 約100人
うち逃げ遅れ 約70人 約100人
急傾斜地崩壊等 * *
火災 * 約50人
合計 約100人 約500人

※3 県全体の死者数の合計が最大となるケース(冬深夜5時)を記載
※4 県全体の死者数の合計が最大となるケース(地震:陸側ケース、津波:ケース1、季節時間帯:冬深夜5時)を記載

(3)最大震度・津波高・津波到達時間・浸水面積
項目 A過去地震最大モデル B理論上最大想定モデル
最大震度 6強 7
最大津波高 4.4メートル 5.5メートル
最短津波到達時間
(津波高30センチメートルの到達時間)
58分 54分
浸水面積
(浸水深1センチメートル以上)
360ヘクタール 588ヘクタール

被害想定の詳細

愛知県のホームページを参照してください。

このページに関するお問い合わせ

防災危機管理課
〒479-8610
愛知県常滑市飛香台3丁目3番地の5
電話:0569-47-6107 ファクス:0569-35-4567
お問合せは専用フォームをご利用ください