南海トラフ地震の県被害予測調査結果(平成26年5月)
愛知県が平成23年度から平成25年度に実施した東海地震・東南海地震・南海地震被害予測調査の取りまとめ結果が公表されました。
被害想定の考え方について
南海トラフで繰り返し発生している地震・津波のうちで過去に実際に発生したもの(宝永、安政東海、安政南海、昭和東南海、昭和南海の5地震)を参考に想定した「A 過去地震最大レベル」と、「命を守る」という観点で、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波で補足的に想定することとした「B 理論上最大想定モデル」の2パターンが示されました。
想定の前提条件
想定時間帯については、冬深夜5時、夏昼12時、冬夕方午後6時を設定して、被害量を想定するとともに、対策を講じることによる減災効果を併せて想定しました。また、堤防等について、75%または50%沈下することを見込み、越流したら破堤することとしました。
常滑市の被害想定(※端数処理により合計が各項目の和に一致しない場合あり)
原因 | A過去地震最大モデル※1 | B理論上最大想定モデル※2 |
---|---|---|
揺れ | 約400棟 | 約4,300棟 |
液状化 | 約10棟 | 約10棟 |
浸水・津波 | 約200棟 | 約70棟 |
急傾斜地崩壊等 | 約20棟 | 約20棟 |
火災 | 約10棟 | 約2,400棟 |
合計 | 約500棟 | 約6,800棟 |
※1 県全体の全壊・焼失棟数の合計が最大となるケース(冬夕方午後6時)を記載
※2 県全体の全壊・焼失棟数の合計が最大となるケース(地震:陸側ケース、津波:ケース7、季節時間帯:冬夕方午後6時)を記載
原因 | A過去地震最大モデル※3 | B理論上最大想定モデル※4 |
---|---|---|
建物倒壊等 | 約20人 | 約300人 |
うち屋内収容物移動 ・転倒・屋内落下物 | * | 約10人 |
浸水・津波 | 約80人 | 約200人 |
うち自力脱出困難 | 約10人 | 約100人 |
うち逃げ遅れ | 約70人 | 約100人 |
急傾斜地崩壊等 | * | * |
火災 | * | 約50人 |
合計 | 約100人 | 約500人 |
※3 県全体の死者数の合計が最大となるケース(冬深夜5時)を記載
※4 県全体の死者数の合計が最大となるケース(地震:陸側ケース、津波:ケース1、季節時間帯:冬深夜5時)を記載
項目 | A過去地震最大モデル | B理論上最大想定モデル |
---|---|---|
最大震度 | 6強 | 7 |
最大津波高 | 4.4メートル | 5.5メートル |
最短津波到達時間 (津波高30センチメートルの到達時間) |
58分 | 54分 |
浸水面積 (浸水深1センチメートル以上) |
360ヘクタール | 588ヘクタール |
被害想定の詳細
愛知県のホームページを参照してください。
このページに関するお問い合わせ
防災危機管理課
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愛知県常滑市飛香台3丁目3番地の5
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