尾張の虫送り行事

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ページ番号1001315  更新日 平成28年8月25日

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県指定無形民俗文化財「尾張の虫送り」の紹介

虫送り行事はかつて多くの村で行われていましたが、県内では、現在矢田地区と稲沢市(旧・中島郡祖父江町)にて行われており、昭和59年に「尾張の虫送り行事」として県指定無形民俗文化財に登録されています。
矢田ではサネモリを「ウンカ送り」、松明行列を「虫送り」といい、6月下旬から7月上旬に別々の日に行なわれます。古来より火に集まる稲の害虫を焼き払うために行われるものとされています。厳しい自然との共生関係を保ちながら地域特有の生活様式を育ててきた矢田川地区の、先祖伝来の行事です。

虫送り

写真:虫送りの松明行列の様子

2~3メートルもある松明に矢田八幡社で貰い受けた火をつけて、太鼓・ほら貝の音を鳴らした後に続いて矢田川沿いを歩き、火に集まる田の害虫を退治して豊作を願う習わしです。松明は竹の芯にワラ束を巻いたもので、1人1本作り、列を成して練り歩きます。毎年7月頃に行われます。

うんか送り

農作物に害を与える害虫を退治しようと、五穀豊穣を願って矢田八幡社でご祈祷し、サネモリ人形とフウフの鳥を高く掲げながら、ほら貝と太鼓の音にのって矢田川堤防沿いを練り歩き、最後に矢田川に流します(現在は流さずに処理します。)。毎年6月頃に行われます。

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